福岡空港に着陸するとき、
南よりの風の場合は、
海の中道の上空を通り、吉塚を真下にしながら直線的に滑走路へ向かいます。
一方、北よりの風の場合は、中央区から那珂川市の方に向かって、春日市上空で180度急旋回して南側から滑走路に侵入します。
しかし、2025年を予定する滑走路増設後は、この春日市上空で急旋回する航路を原則として取りやめる方向とのことです。
増設した滑走路を離陸だけでなく着陸でも使うことを想定しており、春日市上空での急旋回をする航路では、航空機の間隔を狭められないため、久留米市・小郡市の方から直線的に降りてくる航路を頻繁に使うことを予定しています。
そうなると、大野城市・太宰府市あたりの騒音が増し、春日市では減少する見込みとなります。
普通の空港というのは、騒音対策のため海に面していて、海側から着陸することが基本なのに、福岡空港は便利さ優先で何でもありなのでしょうか。
この新しい航路を使うことで1日60回以上さらに離着陸を増やすことができるそうですが、騒音対策と便利さの兼ね合いをしっかり検討する必要がありそうです。
(写真は西日本新聞より)