今年、優勝できたポイントとなったのは、オフの補強の成果を活かして他球団が戦力を整える前に、スタートダッシュで勝ち切ったこと、それと中継ぎから先発に転向させた2投手が成功したことだと思います。
3-4月だけで貯金12。
先発に転向した大津が連勝を続けます。4/25のロッテ戦では7回まで投げて被安打2という抜群の安定感でした。
そして同じく転向組だったモイネロも1年を通して働いてくれました。実績十分のモイネロですが、ここまで先発に順応してペース配分を作って投げてくれるとは。
6月に入ると、チーム打率が爆上がりで、この月も負け知らずの状態に。それを引っ張ったのは、月間打率が驚異の.413だった近藤。天才バッターは、1年間チームの打線を牽引してくれました。
それと右打者の長距離砲の補強ですね。他球団の外国人助っ人打者で成功したのは3選手くらいでしたので、山川の補強が他球団に対する大きなアドバンテージなりました。
4月 打率.259 防御率2.13 18勝06敗
5月 打率.255 防御率1.91 13勝09発
6月 打率.277 防御率2.60 17勝05敗
7月 打率.229 防御率2.75 11勝10敗
8月 打率.251 防御率3.41 14勝11敗
9月 打率.263 防御率2.08 11勝06敗
小久保監督の采配は、若手に厳しくも試合に使って経験を積ませるもの。
シーズン序盤はバントを使わずに個人の攻めの意識を生み出し、シーズン序盤は細かい野球にシフトした、２つの戦い方だったように見えました。
今のNPBは、特別にすごい選手がいると、オフに海外へ流出してしまい、一気に弱体化することになりがちです。
今年のホークスのように若手の成長を促し、チームを底上げするやり方で、再び常勝チームを作って欲しいです。
夢は、史上初の10連覇ですよ。
