アビサポなら誰もが思うこと。
福岡市の中心部に、サッカー専用スタジアムができたらいいなと願わずにはいられません。
ただし、現状の環境にも感謝することが必要です。
2018年に、「観客席の個席化」「ホーム側ゴール裏の電光掲示板を大型ビジョンに改装」「照明のLED化」「音響設備の改良」の改修工事が完了。この改修費として、福岡市は、2017年に9億7600万円、2018年に3億5000万円の支出を行ってくれました。
大型ビジョンが2枚あるスタジアムはまれで、ぜいたくなスタジアムであることは間違いありません。
とはいえ、福岡空港駅から歩いて25分という距離は集客に影響があることは確か。
高島市長もそのことは理解してくれています。
鴻臚館の再建など、福岡市としての予算配分順位の考えはあると思うのですが、なんとかこの地区に専用スタジアムができないものでしょうか。
(九大跡地は、アリーナの建設が計画されましたが、退けられました。この場所には公共的な箱モノは作られません)
長崎市の「ピーススタジアム」(約2万席)は、そのスタジアムの周りに、プロバスケットボールチーム、長崎ヴェルカの本拠地となった多機能可変型アリーナ「ハピネスアリーナ」(約6000席)、ロビーやレストラン、客室などからスタジアムが望める14階建ての「スタジアムシティホテル長崎」(全243室)、小売・飲食店や温浴施設などが入る商業棟、オフィス棟を整備。その総事業費は約1000億円。
広島市の「ピースウィング」の建設費用は285億円。その負担内訳は、国庫補助金101億円、広島県・市が各50億円、寄付金が63億円、使用料収入等(市債)が27億円。寄付金63億円はエディオンが30億円、マツダが20億円、地元経済界が10億円、個人の寄付が3億円。
長崎や広島のような企業資金でスタジアムを作れないのが痛いところ。
ただし、両市と比べれば、福岡市は今後も人口増が続くという強みがあります。
鴻臚館跡地の歴史的価値を損なわないような位置で、福岡新スタジアムができることを強く望んでいます。
2037年前後、福岡県に国体開催の順番が回ってきます。このあたりで、予算がついてくれると本当にうれしいのですが。