ちょうど10年前の2013年10月。
約5000万の資金がショートし、翌11月には給与の未払いの危機となっていることが明らかになりました。
全国のサポーターから、福岡の支援企業の商品を買っていただくなど直接的な支援をいただき、崖っぷちのクラブを助けて頂くにいったクラブです。
私も、少ない金額ですが、現金の支援をして、なんとかこのクラブの再建を願っていました。それが、10年前のいまごろです。
福岡の7社会から送られてくるトップではどうしても責任の所在が曖昧になり、クラブの経営は何度も行き詰まることとなってしまっています。
この危機を救ってくれたのが、アパマンショップHD。
グループのシステムソフト社からアビスパ福岡へ1億円の出資を2014年にしていただき、そこから本当の経営が始まります。
一度、想定外のJ1昇格があり、1年で降格の憂き目にあうも、AGAという組織を立ち上げ、福岡の企業全体で支援できる体制を築きました。
そして、2019年のシーズン途中に、水戸でのマネジメントを高く評価していたフロントが長谷部監督を招聘。
2020年 J2 2位で昇格
2021年 クラブ史上最高順位8位
2022年 2年連続残留 ルヴァンベスト4
2023年 3年連続残留 ルヴァン優勝
こんなに上手く進むクラブ強化策を、見たことありません。
4年間で積み上げた実績はとてつもなく大きく、そしてアビスパ福岡を急速に強くさせることができました。
今日の試合でもよく分かるように、前線からプレスをかける場面と、素早く引いて固く守る体形の構築が正確ですごく早い。
そして、ボールを奪ったら縦に早く攻めて、相手が守りにくい攻撃のテンポを作ってくる。
こんなに期間が短く、トップに上り詰めるチームを作ることができるものだろうか。
しかも、地方都市のクラブの予算規模で。
その限られた予算で最適化した戦力を作り上げた経営陣と、J2時代からたった4年でタイトルを獲得するに至ったチームを作ってくれた長谷部監督に感謝しかないです。
本当にありがとう。
そして、アビスパ福岡、優勝おめでとう!
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