監督が狙った試合展開、選手がやりたかったプレーを、国立という大舞台で見事に出し切ってくれたと思います。
前半は、前を一列上げる奇襲。
前はスペースを見つけて攻撃ができる選手。
アビスパが一番得意とする形である右サイドのスペースを活かした紺野が、ドリブルで左に進むと見せかけて、右足からすばらしいクロス!
合わせたのはその前。よく、2列目から信じて飛ぶ込んでくれました。
今日の試合、紺野が素晴らしかったです。
スペースを狙って、右に左に走り回り、相手ボールを奪って「行けっ」と思った瞬間に、紺野がスペースに走りこんでいました。
点を取った後は、5-4-1で固く守るとともに、相手を囲められると判断したところでは、しっかり押し上げられるチームの規律をきちんと実行。
後半のPK失敗のあとに、足が少し止まって危ない時間がありましたが、浦和の厳しい攻めに、しっかり体を寄せて、最後まで高いボールに競り合い、時間を使うとろは上手に守り、アビスパ福岡の戦いを100分間全うしたすばらしいゲームでした。
1998年の「神を見た夜」からどっぶりアビスパにはまり、クラブの存続が危ぶまれたこともあった厳しい時期を乗り越え、エレベータークラブと馬鹿にされた20年間も振り切って、アビスパ福岡が頂点を極める瞬間を見届けることができました。
この歴史的瞬間を涙なくしては見られない。
おめでとう!アビスパ福岡!!