3年間必死に練習して迎えた夏の地方大会の決勝で、「故障予防のため」という理由で投手・打者とも佐々木を出場回避させ、敗戦の結果になってしまった國保監督の判断。
学校に苦情の電話が殺到しただけでなく、プロのOBがテレビのその賛否を意見しあっていたという過去がある投手。
ロッテもその考え方を引き継いでいるかのように、2年間にわたり、安易な起用をしてこなかった。
佐々木朗希を見た本当のコーチは、断腸の思いで「大事に使うんだ」という決心をさせるほどの、すごい逸材だったのだろう。
8回になっても160kmを出せるスタミナ、そして変化球のキレ。
ストレートとフォークが球界NO1の速度なのに、内外角にコントロールしてくる。
こんな異次元の選手と1年間戦わなければならないパ・リーグのチームはたまったものじゃない。
そして今日の試合のように、伝説的なシーズン記録をこれから作っていくんだろう。