昨年の5月9日に行われたソフトバンク3軍の試合で、ノーヒットノーランを食らってしまう。
この試合の強烈なインパクトと、高知で22試合に登板して11勝3敗、防御率1.12という成績が注目され、三笠GMは「シーズンの途中から注目していた。もう一度、NPBでやって活躍できる可能性は十分にある」と狙っていたという。
防御率1.12という安定感を出していても、1度首になり、独立チームに落ちている選手が拾われることはめったにない。
ノーヒットノーランという最高の結果を残すことができる実力と運がすごいと思う。
吉田豊彦監督が、藤井を獲得するときに「先の安定を求めるなら社会人。NPBへ戻る気持ちがまだあるならウチだと思う」という言葉をかけ、藤井は高知に入団を決意したという。
その気持ち、努力を聞いたら、成功を祈らずにはいられない。