■2020年(J2)→2021年(J1)売上構成の比較
広告費 7億5600万→12億5800万
入場料 1億3600万→4億1000万
グッズ 9100万→1億8700万
給付金 1億8400万→3億9300万
合計 15億5370万→26億1200万
→今年度の総予算枠は、まさかの11億もの増。
コロナ禍の異常事態の中、これほどの予算増を目指す攻めの経営に敬意を表したい。
「5年周期を終わらせる」というクラブの確固たる決意を実現するために、増資を行いDMM社との契約を行うなど、関東の企業とのスポンサーを獲得している。
降格争いに巻き込まれ、降格するのかしないのかギャンブルにならないよう、チーム強化費を、J1の中で中位の位置に引き上げる施策を立てたのだそう。
スポンサーを増やしたいと一口に言っても、その実現は難しいもの。クラブの組織だった営業活動に深く感謝をしています。
■2016年昇格時と2021年昇格時の違い
J1に昇格した2015年の予算は16億4700万→J1を戦った2016年の予算が18億3600万(111%増)
J1に昇格した2015年の広告費は5億2400万→J1を戦った2016年の広告費が6億5300万(125%増)
→アパマンGが経営に関わり、初めて昇格した時は、J1のインフラでどのようにクラブを大きくしていくのか経営ノウハウが足りなかったことを反省していました。
今年は、168%増の予算組。
クラブは大きく変わりました。
確かに、入場料が大きく上がって、家族4人で観覧することが難しくなるなど、観戦の敷居は上がっています。
しかし、クラブを大きくするためにはどうしてもやらなければならなかったことと、入場制限がありながらも入場料収入を確保することが至上命題だったと、川森社長からの説明がありました。
いつか、2万人の入場者数をコンスタントに確保できるようになれば、子供料金だけでも値下げして、一見さんの家族の方も多く迎えられるようなスタジアムになれればと思いました。
※2020年のチケット平均単価2,124円→2021年のチケット平均単価3,578円
※2022シーズンはゴール裏を除く全座席にて指定席を導入。
※来季の新型コロナウイルス感染症の影響が見えない状況の為、2022シーズンは試合毎に予約者自身でインターネットにて席位置を取得していただく方法を採用。