nimoca が飛び地で函館もエリアになっている理由

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JR北海道は「Kitaca」というICカードを作っていて、

全国のICマークのある鉄道やバスは利用できるのですが、

この利用エリアがとても狭い。

札幌都市圏しか使えない。

新幹線で新函館北斗に到着したら、後は現金というひどさ。

しかし、函館市内のバスや路面電車は、「nimoca」を採用し、全国共通のIC乗車カードを使えて便利です。

なぜ、西鉄グループ発祥の「nimoca」が函館で採用されたかというと、

「nimocaは、バスと電車を組み合わせたサービスに強い」から。

函館の街に今も残る路面電車や路線バスに適応させやすいのだそうです。

「nimoca」は、乗車ごとにご利用金額に応じて固定ポイントやボーナスポイントがつきます。

[電車とバスの利用金額]×[ポイント付与率(固定ポイント)]+[ボーナスポイント(2,000円到達時 +50ポイント等)]

固定ポイントの付与率

西鉄バス、大分交通、大分バス、亀の井バス、日田バス、JR九州バス、熊本市電、筑豊電鉄、佐賀市交通局・・・2%

函館バス・函館市電・・・3%

昭和バス・・・5%

バスと鉄道を組み合わせた割引サービスを提供しやすいIC乗車カードを開発した西鉄の仕組みが素晴らしいのだと思います。

一方、九州の長崎では、逆方向の流れも。

2020年までに、路面電車とかで使われている「長崎スマートカード」を廃止して、

「nimoca」採用することが決まったのですが、

長崎自動車株式会社(長崎バスとか)は、その採用に難色を示している模様。

ライバル西鉄の規格を易々と採用したくないという思いがあるようです。

(長崎と福岡間での行き来は相当あるのに、なんて不便なことか・・)

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