今年もソフトバンク球団は、千賀のポスティングによる海外移籍を認めないだろう。
千賀は、順調に来シーズンをケガなくプレーできれば、来シーズンオフに海外FA移籍が可能になる。
ケガによって、海外FAリスクを得られないリスクを無くすために、すでに取得している国内FA権を行使し、来シーズンオフにポスティング移籍をさせてくれることを条件とした移籍交渉が可能だ。
(一度国内FAすると、海外FA権の取得は4年後)
千賀は、
「どんなことがあっても、絶対に来シーズンオフに海外移籍するために、海外移籍時の交渉が主体的にできなくなるポスティング移籍になってでも、今年 国内FAする」
か、
「ソフトバンク球団にとどまり、1年間以上プレーして、海外FA権を取得して行使する」
のどちらかを選ぶことになる。
生涯年俸だけを比較すると、断然 ソフトバンクに留まる方が高い。
一方、千賀は来年29才だ。
野茂は、27-29才のドジャース時代に二桁勝利。
33-35才のときに再び輝く活躍をしているものの、30才からケガがちであった。
まだ若い千賀であっても、あまり時間はない。
千賀の強い意気込みを聞いたソフトバンク球団は、どうやって千賀を引き止めるのだろうか。