山岸にアビスパからのオファーが届いたのは、
アビスパから獲得の発表がなされた10月6日の1週間前だったという。
この時期に、自チームのウィークポイントを的確に見極め、他のクラブの情勢を読み取り、獲得の可能性がある選手に声をかけた、アビスパフロントの仕事は見事だと思う。
山岸は、年齢的にピークの時期。
今、J1でプレーできるキャリアを積まなければならないという、プロの選手としての強い思いがあったはずだ。
松本の獲得も最高の時期にできたスカウティングだった。
J1で出場機会を得られていないボランチの選手の中で、最高ランクの選手を、前が出場できなくなったタイミングで獲得できた功績は大きい。
今シーズン、フロントが作り出す結果には、いい意味で驚きの連続です。
練習参加が続いているグティエレスがまもなく復帰できるとなると、DFの選手層も十分になる。
今のアビスパの状態は、昇格に向かって、プラス連鎖が続いているようにしか感じないのだ。